NPO法人 誕生前夜…!

前回の「植松少年、野球との出会い」の続きです。

今回は、いつどのようにしてNPO法人 北摂べースボールアカデミーが産声を上げたのか…!?

そのあたりを詳しくお話させていただきます。

Q:北摂べースボールアカデミーが誕生する前は何をしていたんですか?

ー小学校の教師です。8年間ほど教職に就いておりました。

小学1年生の夏に祖父にグローブを買ってもらってから野球一筋だった私も、時を経て大学院生となり、将来の進路を模索する中で、「子どもが好き」「未来ある子ども達の成長のサポートをしたい」との想いで、教師となりました。
その後転居や結婚など人生の転機が訪れ、8年ほど経った頃長男が産まれました。

そこで思い切って専業主夫になり、育児に専念してみようと教職を離れました。

大学を卒業してから野球と関わる機会は減っていたのですが、その間も野球を通して生まれた友人との繋がりは続き、心のどこかで何か野球に関わることをしたいなと思い続けていました。

Q:北摂べースボールアカデミーの構想が頭に浮かんだのはいつ頃ですか?

ー忘れもしない2018年11月23日。私にとっては記念すべき日です。

その日は大学野球部の総会があり、大阪や北海道の友人と共に四国・徳島まで車で向かっていました。

その頃私は「中学生の野球クラブをつくってはどうか?」と頭の片隅で考えていたのですが、同乗した同期の仲間が、「今は小学生の野球環境に課題を感じる」と話しているのを聞いて野球を始める小学生年代の取組について考えるようになりました。

ちょうど主夫をしていたので、子どもの習い事に対して送迎や見守り、会費や用具購入などの負担について保護者目線で考えることができました。
ママ友と話をしていても、「野球は土日が全部つぶれてしまうし、道具も色々買わなきゃいけないし、おまけに当番まであったら始めるのためらうわ」という話を聞いていました。
そこで「保護者の負担ができるだけ少ない小学生の習い事として、平日に野球教室を始めてみてはどうだろう?」という考えが浮かびました。

Q:当時、小学生や未就学児の野球環境はどんな感じでしたか?スクールなどはあったのでしょうか?

ー私の自宅近くに野球場がありますが、平日はほとんど使われていませんでした。曜日によっては野球場でサッカースクールが開催されたりしていました。広場のある公園も、ご近所へ迷惑とならないよう野球を禁止しているところが多く、子ども達が野球を気軽にできる場がないと感じていました。

小学校の少年野球チームに入ることももちろん野球を知るきっかけになりますが、私はその前段階の、「野球って、なんか楽しい。おもしろい。」「今日もキャッチボールしたい。いっぱいボールを打ちたい。」という気持ちを持ってもらえるような、厳しさゼロの楽しい野球経験を子ども達に存分に味わってもらいたいな、と強く思っていたのです。

そして当時は、そういった習い事の一環としての野球スクールは北摂地域にほとんどありませんでした。

Q:そこからどのようにしてNPO法人 北摂べースボールアカデミーが誕生したのでしょうか…?

ー思い立ったら即行動! 11/23に構想が浮かび、12月初旬には豊中市に野球体験イベントの後援依頼に行きました。
その際に、「団体の規約などはありますか?」と聞かれ、どうせ団体をつくるならはじめからNPO法人を作ってしまおうと思い、12月末に役所へ。
翌2019年1月に設立総会を開催し、3月に認証を受け、活動がスタートしました。

Q:どうして「NPO法人」がいいと思ったんでしょうか?

ー大学時代から社会運動としてのNPO法人に興味があり、研究も行なっておりました。

NPO法人は社会課題を解決する組織で、今はまだ行政も民間も手がつけられていない領域にチャレンジする組織です。

組織の使命・ミッションに基づいて様々な支援を集め、スポーツの課題を解決していくのに適した組織だと思いました。

大学院生の時に実際にNPO法人の事務長としてNPO法人運営の実務に携わった経験もあり、NPO法人を設立することにしました。

次回は、あまり身近ではない?!NPO法人の”行く末”について、簡単にお話させていただければと思います!

ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました。