【簡単】ピッチャーのコントロールが良くなるパラボリックスロー

「コントロールを良くしたい!」

野球をやっている人なら誰でもそう願います。

そんな願いを叶えるとっても簡単な方法があります。

それが「パラボリックスロー」です!

子どもから大人まで、誰でも効果があるトレーニング方法をご紹介します。

パラボリックスローって何?

筑波大学で野球を専門に研究している川村卓准教授が提唱しているコントロールを良くするトレーニング方法です。
コントロールがよくなるということが実験で確かめられています。

参考文献
「新しい少年野球の教科書 科学的コーチングで身につく野球技術」川村卓,カンゼン,2019

やり方は簡単。

5m~10mほど離れたところにポリバケツなどボールが入る入れ物を置き、その中に入るようにボールを投げます。
これだけです。

ポイントは山なりの放物線を描くようにボールを投げること!
「パラボリック」とは「放物線」という意味です。

なぜコントロールが良くなるの?

川村先生がこの練習方法を生み出すきっかけになったのは、バスケットボールのフリースローの研究でした。

フリースローの得意な選手は「奥行き感覚」が優れています。
奥行き感覚とは、自分から目標までの距離をつかむ感覚です。

この感覚がコントロールにつながっているのではないかという仮説のもと、パラボリックスローが生み出され、実験で効果を検証した結果、有効であると分かりました。

パラボリックスローで「奥行き感覚」を鍛えることで、コントロールが良くなるのです。

ボールが入れ物の中に入るかどうかは重要ではなく、放物線を描くように的を狙って投げることで「奥行き感覚」が鍛えられます。
目標までの距離をつかみ、どれくらいの力加減で投げるか調整する力がコントロールを良くするのです。

コントロールが良くなるトレーニング方法の紹介動画

コロナの自粛期間中、私が教えている野球教室の子どもたちのために、家の中でできるパラボリックスローの練習方法を動画に撮って紹介しました。

家の中で簡単に楽しく練習できますので、参考にしてみてください。

屋外なら5m~10mほどの距離でやります。
いろいろな種類のボールを使って練習すると、調整力をつけるのにさらに有効だと思います。

パラボリックスローを活用して、楽しみながらコントロールを高めてください!!

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