2020年度の取り組み

活動が取材されました!

2020年度はスポーツライターの広尾晃さんが2回、毎日新聞の福田さんが1回、取材に来てくださり、親子野球イベントや野球場開放の取り組みが記事になりました。

毎日新聞 2020年7月25日(土)朝刊

ヤキュイク 2020年8月28日(金)
未就学児童と低学年を「野球好き」にする「北摂ベースボールアカデミー」の取り組み

Full-Count 2020年1月25日(土)
“全国最強”大阪でも深刻な野球離れ 高校部員数は全国ワースト3位の減少率

活動が2年目に入り、少しずつ活動が知られるようになってきました。

野球を通して人の繋がりが広がっています

活動を知った方から声をかけてくださることが増え、地元の理学療法士の方や中学校、高校の先生とも連携をとれるようになってきました。
理学療法士の方には野球教室に通っている子が股関節になんとなく違和感を感じるときにオススメの地元のクリニックを紹介していただきました。
地元の人との繋がりを密にすることで、子どもたちによりよい野球環境を提供していきます。

また、オンラインミーティングが一般化したことで、離れている人とも新しく出会う機会が増えました。
東京のパイラスベースボールアカデミーや愛知のPACベースボールといった大阪以外で野球スクールを運営されている方たちとのつながりも生まれました。
各地のスクールと指導や運営について情報交流し、よりよい野球教室にしていきます。

野球教室には新しく3名のコーチが来てくれるようになり、1人1人の子どもたちにきめ細かく目が届くようになってきました。
女性コーチも加入し、これから女の子の参加も増えていくことを期待しています。

野球教室と野球場開放には1年間で26名の子どもたちが体験に来てくれ、そのうち19名が会員として入会し、定期的に野球をするようになってくれました。
12月末での会員数は、野球教室が17名、野球場開放が10名となりみんなでにぎやかに野球を楽しんでいます。

スポーツ活動継続サポート事業などの補助金を活用しました

コロナの影響により、活動できない期間がありましたが、日本スポーツ協会の補助金や持続化給付金を活用して、人と直接会えなくても活動を継続していける仕組みづくりに取り組みました。
Webマーケティングの専門家のコンサルティングを受け、ネット経由で野球教室の体験に申し込みやすいようにホームページを改善しました。
自粛期間中に子どもたちが家でできる野球あそびについて動画を制作し、You Tubeチャンネルで発信しました。

野球教室は黒字で運営できています

NPO法人北摂ベースボールアカデミーでは継続的に活動していくため、収入と支出のバランスがとれた運営を目指しています。
活動ごとの収支は次のようになりました。

【野球教室】
収入 875,662円
支出 850,428円
収支 25,234円

【イベント】
収入 49,628円
支出 45,066円
収支 4,562円

2020年度はコロナによる活動休止もありましたが、野球教室とイベントに関しては黒字で運営できました。
野球教室では、1回あたり平均15名以上の参加があり、安定した月会費収入がありました。
また、人件費として362,312円を支出し、指導者を安定的に確保することができました。
イベントでは、ネットを使った参加者募集を効率的に行うことで、宣伝広告にかかる費用が減り、収支のバランスがとれるようになりました。

【野球場開放】
収入 88,000円
支出 132,943円
収支 ▲44,943円

新しく始めた野球場開放は多くの方が参加しやすいように利用料を低額に抑えたところ、収支はマイナス44,943円の赤字になりました。
支出については必要な経費しかかけていませんので、収入の面を見直す必要があります。
収支のバランスがとれるよう、利用料の見直しを行います。

取り組みの内容としては参加者の皆様に満足していただくことができています。
平日に野球をやる機会を探している子、週末は他のスポーツをやっているけど野球もやってみたい子、毎週は来れないけど親の仕事がお休みの日なら来れる子など、この開放がないと野球に関わる機会がなかった子たちが野球をやる場になっています。
基本的に指導はしないスタイルであることで、自然と子ども同士で遊びだしたり、親子で遊びだしたりするようになっています。
収支を改善し、取り組みを継続していきます。

【メディア】
収入 0円
支出 21,367円
収支 ▲21,367円

メディア事業では基本的に収入はありませんが、情報発信に必要な経費はきちんと支出し、質の良い情報発信に努めていきます。
2020年度は動画編集がスムーズにできるように、動画編集ソフトを導入しました。

法人全体の収支は

経常収益計 2,134,482円
(内訳)
・受取寄附金 47,152円
・受取助成金等 1,111,184円
・事業収益 970,100円
・その他収益 6,046円

経常費用計 1,528,627円
(内訳)
・事業費 1,049,804円
・管理費 478,823円

当期正味財産増減額 605,855円

事業費はほぼ事業収益によりまかなうことができています。
助成金をうまく活用して運営することができましたので、約60万円ほど正味財産が増加しました。
増加した正味財産は次期に繰り越し、新規事業やコーチの研修に活用していく予定です。

また、今年度は初めて法人への寄附をいただきました。
寄附をより良いスポーツ環境をつくり出す事業に活かし、「寄附してよかった」と思っていただけるような信頼される組織運営に努めてまいります。

詳しい決算書類はこちらからご覧ください。

2021年度の計画

コーチのレベルアップ!

ありがたいことに野球教室に来てくれるコーチの人数が増えて来ました!
それぞれのコーチの力を存分に発揮してもらうために、教室の中でいろいろな役割にチャレンジしてもらいます。
また、指導現場での経験に加え、他のクラブの指導を見学したり、指導者セミナーを受講したりするなど、教室以外での研修にも力を入れていきます。

堺ビッグボーイズで指導に参加!

研修にかかる費用として総額28万円を予算計上し、コーチのレベルアップに投資します。

コーチ1人1人の指導力を磨くことで、より充実した野球教室にしていきます。

野球場開放の料金見直し

前年度の実績を基に適正な料金を検討したところ、
(月会費)1,600円
(単発利用料)800円
に料金を変更することにしました。
変更は4月から実施します。

新規事業!女性のための野球スクール

平日の午前中に女性対象の野球スクールを始めます!

普段、「運動しなきゃ」とは思っているけど、なかなかできていない人のためにキャッチボールやバッティング、試合などを楽しみながら運動不足を解消するスクールです。
はじめは野球教室に子どもを通わせているお母さんを主な対象にスタートします。
このスクールに通うことで健康になり、さらにお母さんと子どもがかっこよくキャッチボールができるようになったら素敵だなと思っています。

4月からのスタートで、参加料は1回1時間で990円を予定しています。

野球好きコミュニティづくりからプロ野球リーグの創設へ

前年度から大人のための野球イベントを企画し続けています。
これは大人になってからも気軽に野球をやってもらうために、個人で参加できるイベントです。
高校のグランドの空いている時間などを活用して野球好きが集まる場をつくります。

このイベントを核として、野球好きのゆるやかなコミュニティを作っていきます。
自分たちの野球環境を自分たちでつくるをテーマに自分たちが楽しめる大会づくりなどを企画し、実行していきます。
その活動を更に発展させて、将来的には自分たちの地域の人達みんなが楽しめる自分たちの街のプロ野球リーグを自分たちでつくります。

信頼される組織づくりへ

子どもたちの野球教室からプロ野球リーグまで、北摂に住む人達にいろんな形で野球を楽しんでもらえる社会をつくっていきます。
そのために、誰から見ても公正で信頼される組織をつくっていきます。

このページで報告しているように、運営に関する情報をオープンにし、財務情報も含めて透明性の高い運営を行っていきます。

また、実践している内容を積極的に発信していきます。
今年度は日本野球科学研究会が主催する第8回大会で実践報告ができるよう、準備を進めていきます。

予算の概要は?

経常収益計 2,326,528円
(内訳・事業別)
・野球教室 1,715,400円
・野球場開放 256,400円
・女性スクール 252,420円
・親子イベント 60,000円
・大人イベント 30,300円
・管理部門 12,008円

経常費用計 2,125,137円
(内訳)
・人件費 1,050,943円
・その他経費 1,074,194円

当期正味財産増減額 201,391円

事業ごとに収支を管理し、各事業が単体で収支が合うように運営していきます。
研修費として総額28万円を計上し、コーチのレベルアップに努めます。
詳しい予算書はこちらからご覧ください。

報告書類

2021年度

事業計画書

活動予算書

2020年度

事業報告書

決算書類

事業計画書

活動予算書

2019年度

事業報告書

決算書類
活動計算書
貸借対照表
計算書類の注記
財産目録

事業計画書

活動予算書